【季節の茶花 AND PLANTS】お茶室で飾るお花もAND PLANTSで

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AND PLANTS

私たちの生活文化に根差した日本の文化の代表が茶道です。

この文化により深く触れ合うなかで、REWILDINGという考えも広がっています。

「花は野にあるように」

そう千利休は茶席の花を説きました。

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お抹茶をいただいたときなど、床の間にさりげなく置かれたお花に目がいきます。必要以上に華美ではないけれども、ホッと癒されることありませんか。

茶の湯の世界では、掛け軸とともに亭主の想いが表現されていて、茶道具のひとつでもある茶花(ちゃばな)。季節に応じて四季を彩る大切な役割も果たしています。
「茶花」と呼ぶのに決まりなどがあるのか、また季節ごとに使われる花の種類など、奥深そうな茶花の世界をのぞいてみましょう。

茶花(ちゃばな)とは

茶花とは、茶室の床(とこ)に生ける花のこと。

花は野にあるように」との千利休の教えにあるように、いけばなのようにデコレーションしすぎず、花入れに自然の中に咲いている本来の姿のように生ける「投げ入れ」が原則とされています。
また、茶花は四季折々の自然の風景や移ろいを表現しつつ、茶会の趣向や茶席の雰囲気との調和も考えて選ばれます。

茶室において唯一の命あるものが茶花。ごく自然な姿が尊ばれ、見る人に命や時の流れについて考えさせたり、自然に宿る風情や季節感、自然美を茶室に伝えてくれます。

こうした生花を通販で購入する方が増えています。

ネットで生花を購入するメリットを【禅語 一花開天下春】AND PLANTSで花を飾ろうで解説します。

炉と風炉の季節

茶道では大きく分けて季節が2つあり、寒さを感じる11月~4月までの炉の季節と、薫風香る5月~10月までの風炉の季節です。
茶花自体は季節ごとに移り変わるたくさんの種類がありますが、この炉と風炉の季節に合わせて、花入れや代表的な花も変わっていきます。

【炉の季節】
冬から春にかけての代表的な花は椿(つばき)、備前や伊賀、信楽などの花入れが使われます。
椿は冬の間に寒さに耐えて開く、凜としたけなげな気品ある花。茶席では蕾で使われ、初冬なら万作、ハシバミの照り葉や実を添えることが多いです。

【風炉の季節】
夏から秋にかけての代表的な花は木槿(むくげ)、籠花入が似合うようになります。
木槿は6月末頃から咲きはじめ、夏の暑さの中で咲く「涼やかさ」と、一日だけ咲くという「はかなさ」から、茶人に好まれてきました。

禁花とは

自然に咲く花の中でも茶席にはふさわしくないとされる花のこと。主に香りの強い花(悪臭も含)、毒々しい色彩の花、棘のある植物、名前の悪い花、食用の花、季節の無い花などが挙げられます。

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千利休の茶の湯の心得を記した「南方録」にも、茶花に関する覚書の一部に、以下のような教えがあるそうです。

花生にいけぬ花、狂歌に、
花入れに入れざるはちんちやうげ
太山しきみにけいとうの花
女郎花ざくろかうほね金銭花

(沈丁花、深山樒(みやましきみ)、けいとう(鶏頭)、女郎花(おみなえし)、ざくろ(柘榴)、河骨(かわほね)、金銭花、せんれい花 のこと)
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しかし、これも絶対的なものではなく、古い時代には使われていた記録もあったり、また、時代とともに禁花に対する考え方も変わってきているようです。

季節ごとの茶花の一覧

1月の茶花

土佐水木(とさみずき)

素心蝋梅(そしんろうばい)
水仙(すいせん)

胡蝶侘助、侘助(こちょうわびすけ)
寒椿(かんつばき)

福寿草(ふくじゅそう)
寒牡丹(かんぼたん)

2月の茶花

山茱萸(さんしゅゆ)

青文字(あおもじ)
油瀝青(あぶらちゃん)
蕗のとう(ふきのとう)
藪椿(やぶつばき)
梅(うめ)

3月の茶花

山桜(やまざくら)

白木蓮(はくもくれん)
雲南黄梅(うんなんおうばい)
紫木蓮(しもくれん)
猫柳(ねこやなぎ)
檀香梅(だんこうばい)
菜の花(なのはな)
侘助(わびすけ)
満作(まんさく)

4月の茶花

都忘れ(みやこわすれ)

雪柳(ゆきやなぎ)
花水木(花みずき)
辛夷(こぶし)
虫狩(むしかり)
錨草(いかりそう)
五色散り椿(ごしきちりつばき)

5月の茶花

杜若(かきつばた)

大手毬(おおでまり)
利休梅(りきゅうばい)
白雲木(はくうんぼく)
山紫陽花(やまあじさい)
山法師(やまぼうし)
藤(ふじ)
菖蒲 (しょうぶ)
鉄線花(クレマチス)

6月の茶花

紫陽花(あじさい)
姫沙羅(ひめしゃら)
金糸梅(きんしばい)
花菖蒲(はなしょうぶ)
野薊(のあざみ)
柿蘭(かきらん)
大待宵草(おおまつよいぐさ)
下野(しもつけ)
額紫陽花(がくあじさい)
浜梨(はまなす)

7月の茶花

松本仙翁(まつもとせんのう)

夏椿(なつつばき)
河原撫子(かわらなでしこ)
昼顔(ひるがお)
露草(つゆくさ)
待宵草(まつよいぐさ)
朝顔(あさがお)
仙翁(せんのう)

8月の茶花

木槿(むくげ)
釣舟草(つりふねそう)
晒菜升麻(さらしなしょうま)
鳥兜(とりかぶと )
葛(くず)
沢桔梗(さわぎきょう)

9月の茶花

紀伊上臈杜鵑(きいじょうろうほととぎす)

芙蓉(ふよう)
宮城野萩(みやぎのはぎ)
山萩(やまはぎ)
桔梗(ききょう)
芒(すすき)
水引(みずひき)
我木香(われもこう)
釣鐘人参(つりがねにんじん)
藤袴(ふじばかまふ)

10月の茶花

紅葉(もみじ)

竜胆(りんどう)
野菊(のぎく)
秋桜(コスモス)
石蕗(つわぶき)
秋明菊(しゅうめいぎく)

11月の茶花

白玉椿(しらたまつばき)

紅万作(べにまんさく)
初嵐椿(はつあらしつばき)
山法師(やまぼうし)の照葉
錦木(にしきぎ)の照葉
白侘助(しろわびすけ)

12月の茶花

水仙(すいせん)

蝋梅(ろうばい)
南天(なんてん)
大神楽(だいかぐら)
千両(せんりょう)
万両(まんりょう)

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千利休の「花は野にあるように」との教えは、花の咲いている自然の姿を観て、季節感を尊び、そして自然のままの簡素美を楽しむこと・・・。

今日もお茶で愉しい、1日を。